スキンタグ(肛門皮垂)とは
いぼ痔や切れ痔が治っていく過程で、肛門周辺に線維化した皮膚のたるみや出っ張りができることがあり、この出っ張りのことを“スキンタグ”と呼びます。
スキンタグは放置しても構いませんが、肛門周囲の皮膚炎やトイレットペーパーで拭く際に痛みや痒みを生じる原因となります。また美容的に気にされる方も多くいらっしゃいます。
一度形成されたスキンタグは自然にはなくならないので、出っ張りをなくすには手術で切除する必要があります。スキンタグは局所麻酔ですぐ切除できますので、肛門に“出っ張り”でお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
治療の流れ
診察にて肛門の“出っ張り”の原因を特定します。肛門内部に原因がある内痔核・外痔核・裂肛を伴う肛門ポリープや見張りいぼでないことを確認します。肛門表面のスキンタグであればその場で切除できます。
お薬のアレルギーや血液をサラサラにする抗凝固薬などの内服薬がないことを確認し、局所麻酔を行った後に切除が可能です。所要時間は10分程度です
スキンタグ切除後、抗生剤と痛み止めを処方いたしますので、帰宅後に服用ください。
手術から1週間後、3週間後に外来にて傷の治りを確認します。